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2265話 沼地とタコの名称看破

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は【検証班長】が世界剣樹の根元の掘削作業をしているところを見に行っていたな。

 掘る人員や爆弾を作る人員は足りていても肝心の爆弾の原料が足りなかったり、運送のタイムラグで悩んでいたようだった。

 そこに俺が新たな提案をしてスピードアップが出来そうな目処が立ったみたいだったぞ!








 というわけでやって来ました無限湖沼ルルラシア!

 ここは現在海エリアに浸食されそうになっていてキモいザリガニ軍団に襲われている。

 それをステッキ次元のMVPプレイヤーである【ロイス=キャメル】が指揮をとり防ごうとしているわけだ。

 


 「【包丁戦士】お嬢さんが来てくれたということは、今日は少し楽をすることが出来そうだ」



 【ロイス=キャメル】は疲弊した表情でそう切り出してきた。

 どうしたそんなに疲弊して……?


 俺がそう問いかけると深く息を吐きながら答えてくれた。



 「いやなに、【海図航海士】君や【マキ】お嬢さんがこの戦線に立ち入らずに深海種族レイドボスの攻略に力を入れていることもあって、主力が欠けたまま私が戦い続けているからね。

 流石に疲弊はするというものだよ。

 せめて包丁次元の2つ名持ちプレイヤー級が助っ人に来てくれたら肩が軽くなるのだがね?」



 【ロイス=キャメル】による戦線維持はかなり限界に近いところまで来ているようだった。

 いくら【ロイス=キャメル】が歴戦の猛者でも、ついてくるプレイヤーたちがそこについてこなければ話にならないからな。

 流石に俺からも助っ人の声かけをしてみるか……

 

 そもそも【ロイス=キャメル】をここに連れてきたのは俺でもあるんだから責任をもって補充要員を連れてきた方がいいんだろうなぁ……

 とりあえず明日には知り合いに声をかけておいてやろう。

 

 最低限【ロイス=キャメル】が満足しそうなやつらをな。



 「それは非常に助かるよ。

 私には包丁次元でのツテはあまりないからね。

 既にステッキ次元の繰り出せる戦力は展開した状態なのだから、ここから好転させるには蛇腹剣次元や包丁次元のプレイヤーによる支援が必要だ」



 ただ、世界剣樹の攻略にもかなりのプレイヤーを割いているから連れてこられるプレイヤーの候補がかなり限られるよなぁ……

 誰に声をかけたものか……

 何人か思いついてはいるから【検証班長】経由で呼び寄せてもらうとしよう。



 「それで十分だよ。

 疲弊した戦線で戦い続けるのも限界が見えてきているから新たな兆しが常に供給されることを祈っているのだからね」



 前は深海種族のいるエリアの名称が明らかになってしばらく士気が上がっていたからマシだったか。



 「そういうことだが……

 ……と、噂をすれば朗報みたいだ」




 【ワールドアナウンス】


 【【海図航海士】が【名称看破】しました】


 【【蛋白石島海域オクトール】のレイドボス【蛋白海の灯壺蛸】】


 【【海図航海士】「お前の名前は【カンバー=オクトパダ】」】


 【【カンバー=オクトパダ】の特殊防御権限が1部解除されました】


 【【カンバー=オクトパダ】の【名称公開】により】


 【知名度に応じたステータス低下効果付与】


 


 おおっ、【海図航海士】は快進撃を繰り広げているじゃないか!

 新たにレイドボスの名称を明かしたのはデカイな。

 


 「これでまたしばらく時間は稼げるか。

 この隙にさっき言っていた助っ人の話を進めてくれたまえ」







 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

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