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2083/2211

2083話 パッシブウーマン

 『また力を貸すときが来るとはねぇ?

 ちょっと遠回りなアクセスだけど、勘弁ね』







 【個人アナウンス】


 【霈昴¥繝医Λ繝壹だ繝倥ラ繝ュ繝ウの効果で【神淵細胞@b(アキカゼ・ハヤテ)】を獲得しました】


 【条件達成!スキル【神格変身】を獲得しました】


 【条件達成!スキル【アキカゼ】を獲得しました】


 【【包丁戦士】が称号【神淵を覗くもの】を獲得しました】


 【称号の効果で【Bottom Down】!】


 【称号の効果で【Bottom Down】!】


 【称号の効果で【Bottom Down】!】


 【【包丁戦士】の深度が165になりました】


 【称号の効果で【Deification】!】


 【【包丁戦士】の神度が120になりました】




 うおおおおっ!?!?!?

 何が起きたんだ!?

 謎の声が聞こえたり、謎の細胞を手に入れたり、謎のスキルが手に入ったり、謎の称号が手に入ったりしたぞ!?



 「【包丁戦士】、迷うことはないよ!

 その細胞を励起してっ!」



 【双真(ふたま)ナル】の有無をいわさないような必死な呼びかけを俺は断る理由もないのでその準備をしていく。

 【神淵細胞@b(アキカゼ・ハヤテ)】を励起するためには……多分このスキルだろうな?



 スキル発動!【神格変身@b(アキカゼ・ハヤテ)】!



 俺がスキルを発動させると身体が水に覆われていき、内部にも浸食してきた。

 その水が俺の身体を作り替えていき服装も変化させていった!


 水が引いていくと俺はかつて見た【アキカゼ・ハヤテ】が着ていた服装……まるで探偵のような衣装へ着替えていたのだ!

 


 「おお……っ!?

 まるでおじいちゃん……【アキカゼ・ハヤテ】のコスプレだね!

 身長とか性別は違うけどこれもまた新鮮でいいね!」



 お褒めいただきどーも!

 この前は【アキカゼ・ハヤテ】が俺の取り込んでいたルル様の深淵細胞を使ってコスプレしていたから、今度は逆に俺が【アキカゼ・ハヤテ】側のコスプレをしたわけだ。

 夢のコラボレーションってわけだな!



 「その姿の時はある条件を満たしたもの以外は漢字スキルが使えなくなるから気をつけてね?」



 えっ!?

 それは早く言ってくれよ!

 漢字スキルって俺の持ってるスキルほぼ全部じゃん!

 その例外の条件は分からないから一旦置いておくとして、つまり今俺が使えるスキルはカタカナスキルだけになっているわけか。


 こんなに縛りが強いなら性能には期待していいんだろうな?



 「もちろんだよ!

 おじいちゃんの……【アキカゼ・ハヤテ】の力を発揮している時はパッシブスキルが数多くつくんだよ。

 それに全体的な身体スペックも上がるよ、スキルの多様性を制限して身体を強化する方向性はそれこそ天昇箱庭みたいな感じだろうね」



 【アキカゼ・ハヤテ】に会ったときもパッシブスキル特化のキャラクタークリエイトをしていたと言っていたな。

 それが真っ直ぐ俺に反映された形だろう。

 その証拠に、さっきまで俺の動きを阻害していた水の抵抗が一切無くなったので【ウルウシンバー=|◉〻◉)=サハギン】のトライデント攻撃を間一髪で回避することに成功したぞ!

 ギリギリセーフ……だな!



 「【アキカゼ・ハヤテ】は移動に特化したパッシブスキルを多く保有しているから、【包丁戦士】は無制限に動けてさらに素早くなるはずだよ」



 【双真(ふたま)ナル】の言うようにさっきまでとはくらべものにならないくらい動きやすくなっているし、スピードも上がってきている!

 これが……パッシブスキル特化アバターの力か!

 凄まじいな!?



 「でも、さっきも言ったように漢字スキルがその分ほとんど使えなくなっちゃっているはすだよ?

 さっきまで一緒にいた深淵の小蜂たちがいなくなってしまったのがその何よりの証拠だよ」



 あー、確かに言われてみたら深淵の小蜂たちがいなくなっているな。

 海水が足元から上がってきている最中で元々蜂たちには過酷な状況だったのが、今もまだ残っている空気のある場所、そこなら生存できる……という状況なのに全ての蜂たちが消え去っていたからな……



 俺自身のスキルが封じられたことが原因なんだろうよ!






 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】 

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― 新着の感想 ―
あ、誰の孫かわかるような意味でのおじいちゃんって事です(*´・ω・`)
ようやくおじいちゃんって言いましたねぇ
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