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1994/2103

1994話 三次元会議

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は【開襟町ステッキ】の発展度合いに俺が驚いていたり、【ロイス=キャメル】が発展の理由について語ったり、そのにある思うことについて教えてくれたりしていたな。

 包丁次元ではあまり感じなかったことが多かったので、こういうのは他次元との交流ならではだろう。






 というわけでやって来ました草原エリアにある会議場!

 新緑都市アネイブルで【ジェーライト=ミューン】が暴れ回っている時にプレイヤー同士が大事な話をする時のために作られた場所だ。

 とはいえ、俺がここを使うときってほとんど無かったけど。

 一時期出禁にもなってたし……


 ……それはさておき、何故今さらここを使うのかというと集まっているメンバーが相応のメンバーだからだ。



 「ふむ、プレイヤーメイドの建物にしては随分と建てられてから時間が経った場所のようだ。

 それだけ大切にされた場所なのだろう」



 まずはステッキ次元のMVPプレイヤーの【ロイス=キャメル】だ。

 


 「なんかつまんないよ~!

 うちはもっと楽しいところの方がよかったよ~!」



 もう一人は蛇腹剣次元のMVPプレイヤーの【マキ】だ。

 ……つまり俺も含めて3つの次元のMVPプレイヤーがここに集まっているというわけだな。

 そして、今回はかしこまった場として三人で集まっている。

 一人のプレイヤーとして……というよりも各次元の代表としてという意味合いだ。



 「今回代表として集まったわけだが、特に決めることはないと聞いている。

 あくまでも公式の場として友好的な様子だというのをそれぞれの次元のプレイヤーたちに見せることが本目的という認識で相違ないかね?」



 あぁ、問題ない。

 【検証班長】からの献策だが、こういうのはやっておいたほうがパフォーマンスになるからやり得だとかなんとか……



 「うちは難しいことわからないよ~!」



 いや、お前は自然体でいてくれ。

 その方が都合がいいし。



 「議題としては仮で、3つの次元合同で何かをやってみるということにしてみないかね?

 何も設定していなければ話しにくいだろう」

 「賛成~!

 楽しそうなことを考えるのは好きだよ~!」



 多数決でそういうことになった。



 それにしても3つの次元合同でやりたいことか。

 何かを作ってみるとか、プレイヤー主催のイベントを開催してみるとか、レイドボスに挑んでみるとかだろうな?



 「だが、複数次元のプレイヤーでレイドボスに挑むためには幾つかの条件を満たさないといけなかったはずだ。

 それなら手軽に取り組める製作物の合同製作の方が良いように思えるが……」

 「うちはイベントでもいいよ~!

 どれも楽しそうだよ~!」



 さっそく意見が分かれたな。

 とはいえ、みんな反対しているわけじゃなくてそれぞれ好みが違うくらいのものだ。

 

 それなら少しずつ要素を詰め込んで、レイドボスの像を作るというのはどうだ?

 これをプレイヤー主催イベントとして開催してみて、作るのは生産プレイヤーメインだが素材集めは戦闘系プレイヤーがメインだ。

 せっかくだしユニーククエストにも挑んでもらって、レイドボス素材も幾つか盛り込んでいきたいところだ。



 「それはよい試みだ。

 明日からすぐに開催しよう。

 告知は私からやらせてもらおうか」

 「わ~い!

 みんなで頑張るよ~!」

   


 そこからはあっという間に話が進んでいき、明日から告知の予定が会議中に告知されてことが動き始めたのだった……





 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

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