表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1873/2215

1873話 コラテラルダメージのスタンプラリー方針

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は【菜刀天子】に呼ばれて天子王宮に行っていたな。

 その時に公式イベントの開催を告知されたわけだが、フラゲでも何でもなく俺に伝えたと同時に全体告知していたらしい。

 しかも今日から開催ということみたいで、随分と前のめりな姿勢で公式イベントをぶっこんできた。

 あいつ、ロリ化してからそういうところあるよな……








 【ワールドアナウンス】


 【公式イベント『【菜刀天子】のワンダフルスタンプラリー』が開催されました】


 【ログインしたプレイヤー全員にスタンプシートが配布されます】


 【蛇腹剣次元から移籍してきたプレイヤーと一緒にスタンプをもらうとポイントが二倍加算されます】


 【スタンプは各エリアに幾つか設置してあります】


 【自分の力と、仲間の力を使い効率よく集めるのがいいでしょう】




 ……という説明もあったのでウインドウ画面に追加されていたイベント専用のスタンプシートを手元に取り出してみると、ただの白紙台帳だった。

 無味乾燥だな……

 効率を重んじる傾向にある【菜刀天子】らしいといえばらしいんだが、これはどうなんだ……??



 




 というわけでやって来ましたクラン【コラテラルダメージ】のクランハウス!

 ここでメンバーの割り振りをしていた。



 「とりあえず軸になりそうなのは【マリシャス】のメンバーだよね。

 俺としては【エッジ】と組んでみたいところだけど、多分そこはフェイちゃんに譲ったほうがいいよね?

 フェイちゃんの思惑が全てにおいて最優先だから!」



 【フランベルジェナイト】がさっそく仕切りだして俺と【エッジ】を組ませようとしてきた。

 まぁ、クランリーダーと、メンバーを統率するリーダー格との交流のいい機会だからな。

 俺と【エッジ】の連携のためにもそうなるだろう。



 「よろしく頼む。

 ……【マリシャス】のメンバーたちよ、皆も健闘せよ!」

 「「「「おー!」」」」



 士気が高いようで何よりだ。

 何ならこの中でも一番高いかも知れないな?



 「俺っちたちも他の【マリシャス】のメンバーと組むんッスよね?

 でも、一人ずつ組むと足りなくなるッスよ」



 あぁ、2つ名持ちプレイヤーだけ組ませるならともかく、【ハリネズミ】たちは人数もそれなりにいるからな……

 【マリシャス】全員を【ハリネズミ】にあてがうならともかく、そうなると誰かが譲らないといけないが……



 「それならリーダーたちに譲りますよ」

 「残った【マリシャス】のメンバーがいたら俺たちは交代交代でスタンプを貯めるっすね」

 「別に固定化しなくても、その時に動ける人が組む感じで行こうかなと」



 なるほどな。

 【ハリネズミ】たちはエンジョイ勢だから全員毎日ログインしているわけでもないからな。

 その時にログインしているメンバーで組み合わせを変えながらいくのがいいだろう。

 別に他の2つ名持ち【コラテラルダメージ】メンバーと組んだやつも、相方がログインしてなかったら他のやつと回ってもいいからな?

 あくまでも組む優先順位みたいなものと考えておいてくれ。



 「【包丁戦士】さんと組めないのは残念ですけど頑張っちゃいますよ!

 いや~、【包丁戦士】さんが羨ましくなるように目指せ1位ですね!」



 ボマードちゃんは意欲を燃やしていた。

 それくらいの勢いで頑張って豪華報酬を持ち帰ってきてくれるなら問題なしだ!



 「ガハハ!!!

 ワシは大人しく鍛冶場で作業に勤しんでおくぞ!!!

 この手のイベントにワシが参加しても得るものが少ないからな!!!」



 まぁ、そこは好きにするといいぞ!

 このクランは強制するとかないからな。

 自由気ままに行こうじゃないか!

 だが、やるからにはいい順位を狙っていけよな?

 他のクランの連中に遅れを取らないように頑張っていくぞ~!



 「「「「「「おー!」」」」」」





 いい雰囲気ですね。


 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ