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1819/2201

1819話 守護られロリ巨乳とドリーマたこすちゃん

 「水中からドリーマたこすちゃんの本領発揮が出来るのだ!

 全力を見せるのだ!

 スキル発動!【深海憑着Ⅹ(カンバー)

 スキル発動!【海底撈月】なのだよ!」





 【Raid Battle!】



 【夢魔たこす】


 【ーーー隠蔽ーーー】


【メイン】ー【海灯沌蛸】【深海曲芸師】【プレイヤー】【澆渼深々】

【サブ】ー【ーーー隠蔽ーーー】【上位権限】



 【戯れなる大海は】


 【全てを迎え入れる】


 【ーーー隠蔽ーーー】


 【ーーー隠蔽ーーー】


 【ーーー隠蔽ーーー】


 【ーーー隠蔽ーーー】


 【ーーー隠蔽ーーー】


 【ーーー隠蔽ーーー】



 【ワールドアナウンス】


 【【夢魔たこす】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】




 【夢魔たこす】は四肢を全て蛸足に置き換え始めた。

 そして白色の花柄ワンピースだった衣装も変貌していき、赤色の高貴なドレスとなったぞ!


 そしてフリルの揺れる大きな帽子がポトリと装着されていた……両手両足の蛸足の先入観もあってかタコのようにも見える。

 まるで異形の令嬢とでも表現したくなる見た目だな。



 そしてそんな姿に変貌した【夢魔たこす】が銀光を放ちながら俺たちに迫ってきている。

 あいつ……チャージしながら距離を詰めるなんて正気か!?


 普通に考えたらタメをしているタイミングは攻撃側からして他に何も出来なくなってしまうので隙にしかならない。

 地上なら移動にもある程度制限がかかるはずなんだが、水中かつ【深海憑着Ⅹ(カンバー)】による補助もあってそこの制約は撤回出来ているのだろう。



 「【包丁戦士】さん、私が守ります!

 いや~、一回言ってみたかったセリフが言えて良かったですよ~!

 スキル発動!【虚飾崩石】!」



 ボマードちゃんが俺の前に仁王立ち(?)すると【夢魔たこす】が放ってきた銀光をその身体で受け止めていったぞ!

 わりとあのタイミングで俺が防げるか微妙だったし、ボマードちゃんが防いでくれたのは助かる。


 普通ならボマードちゃんのデバフボディで【深海憑着Ⅹ(カンバー)】状態の【海底撈月】なんて受けたら即死に戻りしてしまうのだが、ボマードちゃんが使ったスキルにカラクリがある。


 【虚飾崩石】は厳密には違うと思うが、防御力を一瞬で高めることが出来るスキルだ。

 だからこそ、【夢魔たこす】の強烈な一撃が直撃してもピンピンしているというわけだな!

 だが、こんな強力なスキルにデメリットがないはずもなく……



 「あとは【包丁戦士】さんが私を守ってくださいね?

 いや~、ここからちょっとだけいつもよりさらに身体が弱くなっちゃいますからね~」



 そういうことだ。

 指一本触れただけで身体が崩れてしまうくらいには外部からの攻撃に弱いデバフを受けてしまうのだ。

 こういうタッグ戦なら相方がフォローすれば何とかなるが、タイマン状態でこのスキルを使用してしまったら最後……敗北まで一直線となるだろうよ。



 「たこすちゃんもそのスキルは持ってるからデメリットも知ってるのだ!

 【包丁戦士】を抜いて攻撃を当てたら一発逆転出来るのだ!」



 そうか、【夢魔たこす】も【『sin』虚飾を司る絢爛孔魔鳥】のレイドバトルに参加していたんだったな。

 あの時に参加していた次元は包丁次元、十字架次元、そしてアンカー次元だった。

 全体の……つまり10個の次元の中でも3個の次元しか全体配布されていないどちらかといえば少数派スキルなんだが、よりにもよって向こうが知ってるのが辛い。

 何とかしてボマードちゃんを守らないとな……



 「【包丁戦士】さんに守ってもらえる……

 いや~、やっぱり守るより守られる方が私には似合ってますね!

 【包丁戦士】さんの格好良さを間近で摂取出来るのは役得ですよ~!」



 そんなところで役得を感じるなよな!

 ……だが、俺にとってはボマードちゃんが【修練武器上位解放】ー【聖淵音声】を起動させた状態で生き残ってくれているだけで有利に立ち回れるので、そこで勝手に役得と思ってもらえるなら楽でいいんだが……



 というわけで、今度は俺からの攻撃だ!

 受けとれ【夢魔たこす】!


 スキル発動!【海底撈月】!



 俺は【夢魔たこす】への意趣返しの意味も込めてスキル【海底撈月】を使っていく。

 先ほど俺たちに向けて使われたばかりだからな!

 威力やチャージ時間など色々とランダムなスキルだが、逆にいってしまえばそれくらいしかデメリットがないので何も失いたくない時に使う時には選択肢の一つに入るのだ!



 「むむむむ……ドリーマたこすちゃん相手に【包丁戦士】がそのスキルを使うのは意外だったのだ!?

 何か裏がありそうなのだ……

 でも、まずは防ぐところからなのだ!

 スキル発動!【水流万花】なのだよ!」



 【夢魔たこす】は俺の意図を汲み取ろうとしていたが、とりあえずは目の前の攻撃を防ぐことにしたようだ。

 【夢魔たこす】の前に水の花弁が現れ、その身体を守るように回り始めた。

 さあ、どうなる!?






 案外水中戦も何とかなっているようですね。

 やはり、森人の製作物の水着が機能しているようです。


 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

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