表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1759/2205

1759話 裏の人脈への集金(?)活動

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は【キズマイナ】と勇者の力やability、そして深淵の力について話していたな。

 勇者の力と相性が悪そうな深淵の力も一応は併用出来るらしい。

 ……とはいえ宿業の関係で勇者の力は弱まりそうだがな!

 わざわざ言及しなかったが、流石にそうだろう。


 abilityは……多分普通にデメリットなしで併用できそうだけど。

 それはちょっと見てみたいな。

 色々と妄想が広がる組み合わせなので是非とも十全に力を発揮する機会があるといいなぁ……

 早々ないけどな!








 というわけでやって来ました沼地エリア……無限湖沼ルルラシア!

 ここにあるクラン【裏の人脈】のクランハウスにお邪魔していたのだ!



 ……まぁ、俺が用事があるのは一人だけなんだが。



 「俺っちに声をかけにくるために【裏の人脈】まで来るのは中々珍しいッスね。

 先輩はどんな用事で来たッスか?」



 いや、天子王宮の宝物庫にも無かった素材があって、お前なら持ってそうだと思って来てみたんだ。

 次元戦争で戦うかもしれない釣竿次元のMVPプレイヤー【師匠】の力への対策アイテムを【槌鍛冶士】が作るために必要なんだ。



 「つまり俺っちは集られてるってことでいいッスか?

 ……先輩の頼みならよほどのものじゃなければ提供するッスけど」



 そう言ってもらえると話が早くて助かる。

 あと足りないのは【エレメンタル鉱石】と【集積回路N】と【ハイパワーボンド】と【渓石白露】だな。

 


 「生体系の素材じゃないんッスね……

 その中だと俺っちは【集積回路N】が手持ちにあるッスよ。

 荒野エリアで彷徨いていた機戒兵の中から手癖で盗んできたッス」



 中抜きしてきたのか……(困惑)

 相変わらずお前の手癖は悪いな!

 まさに天下の大泥棒とはこのことだ!



 「褒めてもこの【集積回路N】しか出ないッスよ!

 はい、持っていっていいッス!」



 ではありがたく頂戴しておこう。



 「ちわっす!

 【包丁戦士】さん、【エレメンタル鉱石】が必要なんですか?

 持ってるんであげますよ。

 困っている人がいれば助けるのが俺の流儀なんで」



 なんか通りすがった上半身裸の男……【メリケンサックボクサー】が唐突に俺が必要としていた素材を手渡してきた。

 おいおい、こんなに簡単にくれていいのかよ?



 「【包丁戦士】さんのお陰で色々と稼がせてもらってるんで利益の還元ってやつですよ。

 遠慮せず持っていってください」



 そ、そうか……

 そういうことならありがたく受け取っておこう。


  

 「あっ、撲は【ハイパワーボンド】を持ってるデス!

 【包丁戦士狂教団】の怪しいクランリーダーさんがいつか必要になるって前にくれてたデスよ」



 さらに超巨乳シスターの【モーニングスターシスター】も乱入してきたぞ。

 しかも【黒杖魔導師】の差し金という胡散臭さ満点だが、あいつはなんで俺がこれを必要にすると分かっていたんだ?

 本当に怖いんだが……



 「ヒャッハー!

 【渓石白露】は持ってるぜぇ!

 利益は還元だぁ!」



 さらに便乗するかのように世紀末モヒカンプレイヤーの【バールソルジャー】が乱入してきた。

 このクラン、なんでもアリだな……

 そしてプライバシー保護の欠片もないくらい話が筒抜けだったんだが。



 「それはこの部屋だけッスね。

 この部屋で話すことは共有されやすいようにクランハウスを改造したッス」



 そんな改造をしたのか……

 


 「これもクラン理念実現のための流儀……

 俺の活動のためには必要不可欠です」

 「【裏の人脈】らしいデスよね~」

 「ヒャッハー!

 プライバシーは滅却だぁ!」



 素材を一方的にもらっておいて言うのもなんだがちょっと怖いぞ!?






 本当にもらったあとに言うセリフじゃないですね……

 全く、これだから劣化天子は……


 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ