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天神族の王  作者: くぅ
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始まりの転移


この世は魔王と人類が戦っている世界だ。

亜人種は魔王に忠誠を尽くすもの、人類に協力するものがいる。

魔王には獣人、魚人など魔物の特徴が多い種が多く属す。人類とはエルフ,ドワーフなどがアカレシック協定を結び協力している。


そんな中どちらにも属さない種族がある。

天神族である。

他種族に比べ圧倒的に強く、神にもっとも近い存在だ。

天神族には6つの王がいて、現在確認されているのは暴食の王,嫉妬の王,全王の王である。



「うっ....」

暗くて何もない部屋。

私は物心ついた時からこの暗い部屋に閉じ込められている。

なぜ閉じ込められているか?

簡単なことだ、私は血気術の魔力をもっているからだ。

天神族から遥かに昔滅びた吸血鬼が生まれた事が地上の誰かに見つかったら天神族は一生天空にいることになる。

そのせいで、私は全王の王によって隠されている。


そんな中、私は絶対に入るなと王に言われている部屋に忍び混んでしまった。

子供のイタズラ心により運命は動き出してしまった。

その部屋には結界が何重にもなっている。しかし私には血界がある。

自らの血を媒体に結界を生成できるもので、魔力よりも強い。もちろん結界は簡単に破れてしまう。


そして私は見てしまった。眠っている美女を。いや、吸血鬼を。

本能が逃げろという。しかし莫大な力によって足は動かない。頭では理解しているのに、逃げられず立ち尽くしてしまう。

しかもこんな場所に吸血鬼がいるなんて予想だにしなかった。


「逃げるのじゃ!ミュー!」全王の王の声とともに魔法が飛んで行く。

『助かった。』

そう安直に考えていた。

『えっ?なんで?無傷?...』

無敗と言われている王の攻撃が一切通っていない。

よく考えれば当たり前だろう。結界で封印するしか手がなかったのだから。

吸血鬼が魔力を使おうとしているのが分かる。

死を覚悟し目を閉じる。

しかし、私には攻撃が当たらなかった。いや、当たらなかったのではない。吸血鬼に生かされたのだ。

王は体がバラバラになっていた。

しかし王ともなるとほぼ不死身である。その程度では死なない。しかし暫くは戦えないだろう。

すると歩いて吸血鬼が近づいてきた。

そして「着いてこい。」と。

私に拒否権がないのは明白だ。

私は着いて行くことになるようだ。

突然足下に魔法陣ができ景色が一瞬にして変わった。

『ま、まて!、、、』

「では、御機嫌よう。」




花の香りが心地よい。

広い花園の中に佇む家、しかし尋常ではない魔力を私は感じた。

「家に上がりなさい。」

「失礼します。」

恐る恐る家に入る。何年も放置されていたのにこんなに綺麗なのは魔力を帯びているからだろう。

「座りなさい。あなたの質問に答えましょう。」

無言で座り考えを纏める。最初にお礼をすべきとは分かっているが、質問をしたい欲に突き動かされた。

「あなたは誰?」

「名を尋ねる時は先に名乗るべきでしょうが、その歳です。仕方ないでしょう。まあ、名前は視たのでいいですよ。

私は1350年前に世界を支配していた天神族の王。黄昏の吸血姫と呼ばれていましたね...。」

信じられない話だが、同時に納得もしていた。

天神族の王の1柱を簡単に戦闘不能にしたのだから。

「天神族の王?」

天神族の王は6柱のはずだ...。

「それも時代とともに忘れ去られたか。

王の種類を答えなさい。」

こんなの天神族なら誰もが知っている常識問題だ。

「嫉妬の王、暴食の王、欲望の王、戦神の王、娯楽の王、そして王を纏める全王の王の6柱だ。」

全ては始祖の天神族からとったものだ。

「では、問おう。天神族の円卓はいくつある?」

「6つ...?いや...。7つある?」

そう、全王の王の魔法で円卓の椅子に神が投影されているではないか!

「ようやく分かったか。簡単に言おう。私は血脈の王。ミューは私の後継者だ。なぜ私が閉じ込められていたか教えよう。」



1350年前世界は古代戦争をしていた。

天神族は圧倒的な力で地上を征服しようとしていた。

しかし、この世の創造神は地上の民に肩入れをした。

神は宝具を地上につくったダンジョンに配置した。宝具は山を海を真っ二つにするほどの威力だった。

そして、地上の民は宝具を手にした。天神族は地上に侵攻できなくなり、打つ手がなくなった。

しかし、強硬派の王、全王の王,暴食の王,嫉妬の王はある手を打った。

1柱の王を犠牲に宝具の破壊を企てた。

その餌食になったのが私の父だ...。

父を嵌め、血を残らずとり宝具に強力な血界を張ったのだ。



魔力がシミ出ているのが分かる。



無事に宝具は封印された。そして父は死んだ。

英雄に父はなれなかった!

あの全王の王、テトラ・ケイレーンのせいで!!

全てアイツが壊した。

父の家族は吸血鬼と呼ばれ、殺された。

しかし、私は不死の血界が父にかけられていて死ななかった...。

だから!...。私は世界を.....した。


「え?そんなこと出来るわけ...ない。」

「私のステータスを見なさい。」


ーー血目ーー

ステータスが徐々に脳に入ってくる。


•ステータス

名:グレイ・アストラル

称号:元血脈の王,英雄の娘,血の支配者,**の使徒,*血**

状態:***

レベル:******************

ステータス:HP;∞/∞

Mp;∞/∞

スキル:血の支配Lv****

EXスキル:血脈支配Lv***

**送還Lv***

装備品:**のコート

**の神剣

**の支配者の指輪

*****

***********


「なにこれ...。上限は?」

私のステータスなんて蚊のようだろう。

私を隠していた王のステータスを思い出す。


・ステータス

名:テトラ・クレイダー

称号:全王の王,天童,世界最強

状態:疲労

レベル:126/100

ステータス:HP;5600/1000

MP;9450/1000

スキル:支配魔法Lv10/5

支援魔法Lv10/5

EXスキル:支配の檻Lv7/5

装備品:王の正装

王の指輪

王の杖


これを見たら規格外なのが分かるだろう。

表示出来ないのだらけだし...。∞まである。


「ミューも自分のステータスを見てみなさい。」


・ステータス

名:グレイ・ミュー

称号:次期王,隠し子,真実を知った者

状態:興奮

レベル:26/100

ステータス:HP;150/1000

MP;480/1000

スキル:血の支配Lv3

EXスキル:**召喚Lv0

**化Lv0/10

装備品:普通の服装


「私強くなりたいです!」

『「死神の血をもってくる。」これが出来たら弟子にしましょう。』

さあ、EXスキルに目覚めてもらいますか...。

「では、異世界に飛ばします。言語等は同じですのでご安心を。異世界の1年はこちらの1分なので時間制限はほぼないですね。では行ってらっしゃい。あ、私からプレゼントです。ステータス見てみて下さいね。」






「いたっ!」

ここはどこだ?考えている時間はなさそうだ。

とりあえずは血に近くの家を探させる。


しばらくしてようやく理解した。

この世界には魔物しかいないと...。

街はいくつもあるが全て壊れ廃れていた。

落ち込んでいても何も始まらない。

まずはステータスの確認だ。


・ステータス

名:グレイ・ミュー

称号:次期王,隠し子,真実を知った者,**の加護

状態:困惑

レベル:26/100

ステータス:HP;150/1000

MP;480/1000

スキル:血の支配Lv3

EXスキル:**召喚Lv0

**化Lv0/10

装備品:普通の服装

召喚石


「加護と召喚石?」

とりあえずは加護を見てみる。


**の加護:成長速度10倍,限界突破促成

※召喚石で仲間を最初につくりましょうね。


ん?なんかアドバイスがあるぞ。従ってみるか。


【召喚!!我を導き、我の仲間となる者よ。我求む汝の名は?】

光が収まっていく。そこから姿を表したのは神獣だった。

【応えよう我の名はフェンリル。汝についていこう。】


『可愛いーー!!フェンって呼ぶね!』

私はついモフモフをしてしまった。

フェンは戸惑っていたものの気持ちよいのか喉を鳴らす。


しかし、よく見ると子どものフェンリルのようだった。

とりあえず、ステータス確認だ。


・ステータス


名:フェン

称号:ニューの召喚獣,神獣の子ども

状態:召喚

レベル:/100

ステータス:HP;200/1000

MP;150/1000

スキル:破壊魔法Lv1

EXスキル:スキル無効化Lv0/10



「私よりレベル低いのに強い...。」

フェンは慰めているのだろう、私の足を舐めている。

「可愛いしいいか!」

こうして旅の仲間ができた。

とりあえずは近くにあった街の家を借りて拠点にすることにした。





























初めてなのでミス多いですが、御容赦を。

続きみたいという声あったら続き作っていきたいです。

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