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三章
俺は原稿を書いていた。
「うーん…この最後のシーンはどうするか…」
こんな感じでいいかな…
最後はやっぱり幸せに終わらせたいからな。
「よしと...
とりあえずはこんなものかな。
あとは誤字をチェックすれば大丈夫だろう。」
死んでしまった好きだった女の子に会いに行くという話だ。
自分の理想が出てしまった。
「これは...美冬になにか言われるかもな...
まぁ...大丈夫だろう...」
とにかく眠すぎる...
美冬に『書けたぞ』と連絡を送る。
少し時間が遅いから送っても良いか迷ったが、まぁ早く送った方が良いだろう。
さて寝るか...
美里がいないぶん、俺も頑張らなくては。