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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
後片付け編
679/688

第679巻

「起きなよ、できたぞ」

幌は時間をテレビのニュースで確認して、桜を起こす。

ニュースはちょうど6時になったことを示していた。

ただ、起きたといっても、何やらもごもごと臥せったままで言っているぐらいしかわからない。

「……ごはん、冷めちまうぞ」

その一言はとてもよく効いた。

ポンと顔を持ち上げてて、桜は幌を見た。

「……わかった」

何が分かったのか、ということは幌は聞かない。

そのまま幌は桜の分も皿をもってきて、夕食を食べ始めた。

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