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第677巻
部屋には誰もいないのは分かっている。
だが幌は思わずノックをして部屋へと入った。
桜の部屋に入ると、思っていたよりかはきれいだった。
雑然と並んでいる本棚や、ドンと積み上げられた勉強机上の漫画に目をつむるとして、少なくとも、生活はできる程度にはきれいになっている。
「なんだ、やればできるじゃんか」
独り言を呟き、幌は、部屋から出て、廊下へと目を移した。
教科書や不用品の類は、いったん廊下に出しているようだ。
積み上げれれた紙袋の量が、その多さを物語っている。
部屋には誰もいないのは分かっている。
だが幌は思わずノックをして部屋へと入った。
桜の部屋に入ると、思っていたよりかはきれいだった。
雑然と並んでいる本棚や、ドンと積み上げられた勉強机上の漫画に目をつむるとして、少なくとも、生活はできる程度にはきれいになっている。
「なんだ、やればできるじゃんか」
独り言を呟き、幌は、部屋から出て、廊下へと目を移した。
教科書や不用品の類は、いったん廊下に出しているようだ。
積み上げれれた紙袋の量が、その多さを物語っている。
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