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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業式編
664/688

第664巻

「ん!やっぱし旨いわ」

琴子が早速一口食べて反応していた。

「それは前提だから。幌のご飯がおいしいのはね」

桜が琴子へと突っ込む。

「でも、これからずっと食えるだろ」

「せやな」

幌が琴子へ言うと、ブンと風を感じるくらいに桜が幌を見た。

「告白したの?」

「それで、しっかりと受けました」

桜の言葉に琴子が答えると、なぜか拍手が起きる。

「やっとか、と思ったけどね」

鈴が、ピザを上品に一口食べ、伸びていくチーズを箸で巻き取ってから話した。

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