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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業式編
658/688

第658巻

「では、お開きにしようか」

幌がちらっと顧問を見る。

何か言うことがないか、という目つきだ。

「あー、そうだな」

顧問はコホンと軽い咳払いをしてから、話をはじめる。

「人生はいろんなことが起きる。ここの高校の生活がどうだったかということは、あえて聞かないでおこう。その上で、大切なのは、人と繋がりを持ってほしいということだ。人は、生まれるときは2人の協力がいる。生まれたときから、助けられなければならない。君らは、ようやく社会へと生まれでたばかりのようなところだ。人生を、どんな風に送るのかは自由だ。誰かに助けられ、誰かを助け、もしかしたら誰からも助けられないかもしれない。それでも、死ぬまでは誰かを助けるようなことが起きる、必ずだ。その時、君らはその人を助けることができる人になってほしい。お天道様に顔向けできるような人生を、歩んでほしい」

顧問はそう締めくくった。

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