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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業旅行編
636/688

第636巻

翌日の朝、朝食バイキングでそれぞれは再び出会った。

「よく眠れた?」

桜が幌たちに聞く。

席は昨日と同じ場所。

ただ違うのは、服はホテル備え付けの浴衣のような館内着となっていた。

「寝れた寝れた、家のベッドよりもいいんだから」

幌が笑いながら桜に答えた。

「私の家のベッドのほうが寝れたね。多分、ここのに慣れてないっていうのもあるんだろうけど……」

そう言っているのは鈴だ。

「あー、鈴は枕変わると寝れないタイプ?」

「そうそう、使い慣れているっていうのは、それで最適化されているっていうことなんだろうね」

桜に言われて、鈴が答えていた。

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