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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業旅行編
632/688

第632巻

そうこうしているうちに、男らが出てきた。

「ん、もう出てたんだ」

雅が瓶牛乳を片付けている桜に声をかける。

「だよー」

桜は黄色いケースに瓶を差し込んでから、雅らに振り向いた。

「幌ももう終わったのか」

背伸びをしながら歩いている幌に雅が言う。

「そうだよ、ちょうど今終わったところ」

軽く肩をもみ、それから集まっているところに集まった。

「で、部屋に戻るか」

「そうだね。お風呂、どうだった?」

鈴がまだ頭に白いタオルを乗せている山門に聞いた。

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