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第606巻
汽車は大きく動き出すと、とてもゆっくりと進む。
時刻表があり、ほとんどそれ通りに動いているようだ。
「もしかして歩いた方が早い?」
トロッコのように、屋根がない3人がけ座席の左右から乗り込んだ途端に、桜が言う。
だが、そう思ったのもつかの間、大きな警笛を鳴らすとともに、汽車はゆっくりと速度を増しはじめた。
「そうでもないみたい」
しっかりと動いたと思ったら、すぐに速度を落とす。
駅間距離が短いらしく、あっという間に次の駅に着いたようだ。
汽車は大きく動き出すと、とてもゆっくりと進む。
時刻表があり、ほとんどそれ通りに動いているようだ。
「もしかして歩いた方が早い?」
トロッコのように、屋根がない3人がけ座席の左右から乗り込んだ途端に、桜が言う。
だが、そう思ったのもつかの間、大きな警笛を鳴らすとともに、汽車はゆっくりと速度を増しはじめた。
「そうでもないみたい」
しっかりと動いたと思ったら、すぐに速度を落とす。
駅間距離が短いらしく、あっという間に次の駅に着いたようだ。
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