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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業旅行編
596/688

第596巻

「ここだ」

幌がパンフと場所を照らし合わせて確認し、さらに看板を見た。

大凡寺は、3段ある階段の上にあった。

山門には扁額が掲げられているが、何と書かれているかは分からない。

「達筆だねぇ」

桜がそんなことを見上げながら言った。

「温泉は境内の中、あっちの方にあるみたい」

山門が指さす方には大きな湯屋がある。

ひっきりなしに人が出入りしているし、天井からはゆるやかな湯気も見える。

「男女別入り口なんだって。昔からそうらしいよ」

幌が相変わらずのパンフレットを見ながらの発言をした。

「先にお寺お参りしてからにする?」

「それはどっちでもいいみたい。ただ、江戸時代には、体をきれいにしてお参りしてから、もう一度入るっていうことをしてたんだって。だから回数券で2回券も売ってるらしいよ」

桜の言葉にこたえる幌の知識は、全てパンフレットからだった。

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