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第586巻
「あ」
琴子が短く声を出す。
鈴がそれを聞いて、ひょいと見る。
「……まさか」
「一等、当たっちゃいました」
確かに、削ったあとのものには、1等のマークが並んでいる。
「これで、旅費が確保できたね」
鈴はにっこりと笑っていた。
「でも、これ使っちゃってもいいの?」
桜が鈴に聞く。
鈴は、表情一つ変えず、あっさりと桜にこたえる。
「ああ、いいのいいの。その額ぐらいなら」
「さすが社長令嬢」
「ねー」
琴子と桜が、息を合わせて鈴に言った。
「あ」
琴子が短く声を出す。
鈴がそれを聞いて、ひょいと見る。
「……まさか」
「一等、当たっちゃいました」
確かに、削ったあとのものには、1等のマークが並んでいる。
「これで、旅費が確保できたね」
鈴はにっこりと笑っていた。
「でも、これ使っちゃってもいいの?」
桜が鈴に聞く。
鈴は、表情一つ変えず、あっさりと桜にこたえる。
「ああ、いいのいいの。その額ぐらいなら」
「さすが社長令嬢」
「ねー」
琴子と桜が、息を合わせて鈴に言った。
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