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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業旅行編
584/688

第584巻

翌日の学校で、これからの予定表が配られた。

「あとは卒業式かぁ」

幌がつぶやくと、前に座っている雅が幌を振り返って話しかける。

「でも2週間は学校に来なくてもいいんだぜ。どっかに行くってのも手だよな」

幌が聞くと、雅はすでにその話を聞いていたようだ。

「なんでも、卒業旅行したいって?」

「なあ、いいよな。行きたいよな」

ただ、話があるだけで、実際の計画は全くない。

そもそも、卒業旅行も金を捻出する必要がある。

「あ、でもさ、値段次第だよな」

「なぁ」

雅に幌が言った。

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