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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業旅行編
581/688

第581巻

「んで、どうだ」

雅へ幌が聞いた。

「どうって何がさ」

「これからだよ、どうするんだ」

「ま、合格すれば、そこに行くことなるだろうな」

「栄養学部だっけか。意外だよな、料理学校にでも行って、腕を磨くのかと思ってたんだ」

雅は幌に言いながら、パシュンと一撃を敵にくらわす。

「みんなに言われるぞ、それ。ただな、俺は腕を磨きたいということよりも、みんなにしっかり食べてほしいっていう思いのほうが強いんでな」

「おー、そりゃあいい。ついでもついで、こっちもよろしく頼むよ」

雅が笑いながら幌に言った。

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