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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
入試編
578/688

第578巻

「いただきまーす」

テレビをつけて、適当なチャンネルへと回す。

幌はそんな桜を見ていた。

もぎゅもぎゅと食べている桜は、幌へとと聞いた。

「どうだった、て、聞かないんだね」

「聞く必要もないだろ」

幌は桜に答える。

「受かってるだろうさ。だって姉ちゃんだからな」

それは疑っていないようだ。

「それにさ、明日になれば嫌でもやんやと言われるんだ。今ぐらい落ち着かせたいさ」

それが幌の本音のようだ。

それを聞いて、桜はご飯を食べ進める。

「……それだけ?」

「ああ、他に理由なんてないさ」

桜のことは、本人以上に知っているというのが幌の思いなのだろう。

だから、幌はあえて聞かない。

結果が出るまでは、このことは何も言わないようにする。

それが幌がすべきことだと、幌は思っていた。

そして、事実、それから試験の話を家ですることはなかった。

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