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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
入試編
575/688

第575巻

幌はメールの後、先に食べると追記して再びメールを桜へと送った。

一人で食べるご飯なんて、いつぶりなのか。

幌は、それを思い出せずにいた。

それぐらい昔のことだったからだ。

「……ああ、姉ちゃんが入院した時だったか」

あれがいつなのか、確か小学生の頃の話。

それ以来のような気がする。

あの時はさみしくて、それで泣きたくなって。

でも、泣かなかった。

幌は、そのときに自力で料理を作り出した。

姉が帰ってきたときに、うれしそうな顔が見たくて。

「あれが、きっかけだったんだよな」

そんな懐かしいことを思い出しながら、ただただ食べ続けた。

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