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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の冬休み
555/688

第555巻

そんな楽しいときはあっという間に過ぎる。

1月7日。

七草であるこの日に、最後の模試があった。結果がわかるのは翌日。

冬休み最後の日というのに、幌らには休む暇がない。

「あーあ」

自室でうっぷして、幌はだれていた。

とはいうものの、勉強して、試験でいい点を取ることは、とにかくしておきたい。

そこを突破したら後が楽だと信じているからだ。

「もう来週なんだな……」

壁にはカレンダーがかかっていて、次の土曜日、日曜日には大きな丸印が付いていた。

いよいよセンター試験が始まろうとしていた。

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