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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の冬休み
553/688

第553巻

「冷やす作業は省略。熱い間にどうぞ」

幌が最初の1個を出した。

まずは桜を毒味役にしたようだ。

とろとろのあつあつで、上には薄くザラメが溶けている。

「いただきますっ」

小さなスプーンで上も下も掬って食べる。

「どう?」

「熱くてもいけるねぇ、これ」

「中身は簡単なアツアツプリンだからな」

そういって、次のものを幌はオーブンに入れている。

そのうえで、他のも次々と準備をしていた。

「ほかはもうちょっと待っててな」

全員が、はーいと答えた。

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