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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の冬休み

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543/688

第543巻

「高校最後だからさ、どっかで遊びに行こうかって思ってたんだけど。これじゃ無理だな」

ため息交じりに星井出が話していた。

「そうだな、今年は缶詰で勉強かな」

残念そうにしている幌に、雅が言った。

「1日くらいはどっか行けるんじゃないか。どうせ、初詣くらいだと思うけどさ」

「ぐらいかなぁ。今年はいつもの神社じゃなくて、天神様にでもお詣りするか」

幌がそういうと、この辺りの神社に詳しそうなのはだれかと考えた。

「まあ、それなら、質問が来るよね」

宮司(みやつかさ)だった。

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