表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
受験勉強編
539/688

第539巻

「志望校は違っていてもな」

百貨店から歩いて帰っていた。

「うん?」

山門と幌が歩いていると、ふと山門が言い出す。

「こうやって遊ぶことができたらいいな」

「そうだな。家も近くといえば近くだしな」

遊びにいけば遊びにいける。

でも、しばらくはいけない、試験が終わるまでは、ずっと我慢だと、幌は分かっていた。

だから、遊ぶのは、少しの間は待ってもらう。

「テスト明けだな。まずは」

「だな」

少し前にはみんなが歩いている。

少しだけ、幌はみんなが遠くに感じる。

ふと、手を伸ばしてみるが、届かない。

その時、桜が振り返る。

「帰ろうか」

「だな」

駆け足で、桜のすぐ後ろへと。

そして、ゆっくりと、この時間を大切にしながらも一行は帰っていく。

あたりは暗く、寒くなりつつある。

けれども、幌たちは、これからへと向かって歩いていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ