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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
受験勉強編
534/688

第534巻

エレベーターは10階へとついた。

ここが手野百貨店本店の屋上で、屋上庭園と、普段は立ち入り禁止になっているヘリポートがある。

ただ、今日は別のものもあった。

「点灯時間まであと数分ってところか」

クリスマスツリーを見上げながら、山門が腕時計を確認した。

ツリーの根元には、たくさんのプレゼント箱と一緒に説明書きの看板もあった。

どうやらクリスマス当日に12歳以下限定でプレゼントを配るそうだ。

「えー、いいなぁ」

桜がそれを見て、うらやましそうに言っていた。

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