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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
受験勉強編
528/688

第528巻

「ただいまでしたら、4時間コースがお使いになります」

受付の人が、部屋の使用台帳を見ながら言った。

パソコンではなくて、今でも昔ながらの紙での記録をしているらしい。

「それでいい?」

山門が確認をすると、みんなうなづいた。

「部屋は301をお使いください。エレベーター前にはスナック自販機や飲み物自販機をご用意しております。また、今日はご利用の方々が多いので、延長はお断りさせていただきます。あらかじめ、ご了承ください」

はいはい、と軽く山門が答えると、鍵とA4クリアファイルとその中に入っている紙2枚を受け取って、早速エレベーターへと向かった。

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