表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
最後の文化祭
513/688

第513巻

「今年で最後なんやね」

「まあな」

琴子も幌も、同じ方向を見て、ボヤキのように言った。

「早かったなぁ……」

幌が言う。

「せやな、思うたら、アッという間やったような気もするわ」

琴子が幌に答える形で言った。

「なぁ。高校も、あとちょっとなんだよなぁ」

そんな気がしないのに、そう思いつつも、幌はそれを言わなかった。

琴子も同じことを思っていると思ったからだった。

「そんな気、せえへんのにな」

「分かる」

ほら、と幌は思った。

いつの間にか、そんなことが分かり合えるようになっていた。

それが嬉しくて幌は微笑っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ