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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
最後の文化祭
512/688

第512巻

「サンキュ」

幌は礼を言って受け取ると、すぐにフタを開けて500mlの半分ほどを勢いよく飲んだ。

「ほれ」

琴子は幌へと右手を出す。

「ああ、そうだったな」

言いながら思い出したかのように、幌は財布を取り出して、100円玉を琴子も手に握らせた。

「あいよ」

ひょいと手は引っ込む。

「今日一日でどれだけ儲けたんだろうな」

すっかりとくたびれた幌は、屋台として使っているテントをぼんやりと見ながら呟いた。

「たくさん、やで」

「数えてなかったのか?」

「飽きた」

それから琴子は幌の横に座る。

後輩らは幌らと入れ違いに外へと出て、今日の後片付けをしているようだ。

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