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第502巻
他の部員とも順番に食べつつ、注文をさばいている。
その中でも仮眠をとりつつ、そして8時半を迎える。
「それでは、今年の文化祭の開会を宣言しますっ」
今年は情報部長がマイクを使って全校へと時が来たことを知らせる。
あちこちで拍手が聞こえている。
3回目となると、もう慣れたものだ。
「学外の方も来るから、こっからは忙しくなるぞ」
幌が拍手をしている後輩たちに話す。
「毎年大混雑するそうですね」
及川が幌に言った。
「そんなものじゃすまないぞ、まずは準備だがな」
拍手も終わると、笑いながら幌が言った。




