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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
最後の文化祭
498/688

第498巻

「佐谷なら、部長と一緒に見回り」

クレープを受け取りながら今島が答えた。

「そうなんだ。一人で大丈夫?」

「そっちこそ、料理部は大変だろ。こっちは誰も来ないもんだから暇さ」

パンフレットの山を左手でぽんぽんと叩く。

「ここに全部置いておいて大丈夫ですか」

「ああ、いいよ。紙皿だったよな」

「そうです」

及川が今島へと話す。

ただ、ラップを外そうとする手を制止する。

「いやいや、これはこのままでいいよ。ここは教員とか生徒とかがよく通るから」

「お客さんは来ないのにねぇ」

すぐ横にあるジュースを入れていたカバンに紙皿を入れていく。

代わりにペットボトルのジュースは今島の横の空いている椅子の上に置かれる。

「それでは、またどうぞ」

「食べ終わったら、買いに行くかもしれないな」

今島が手を振りつつ、二人を見送った。

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