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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
最後の文化祭
490/688

第490巻

文化祭当日を迎えた。

すでに出店するところは準備を進めていて、去年と同様に、騒がしい校内となっている。

当日へと日付が変わってから、ずっと高校は終わるまで騒ぎ続けるだろう。

「準備はどう?」

料理部の部員として最後となる幌は、今いる部員たちに聞く。

「大丈夫です。クレープのための台も借りれましたし」

鈴の親が経営している会社から、実は様々なものを借りている。

今、幌たちが準備している円形のホットプレートもその一つだ。

縁がない平らな鉄板で、電気で温めることになっている。

借りた直後に1度焼いてみたが、結果は上々だった。

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