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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
大学 見学編
49/688

第49巻

第59章 大学見学 〜行先編 ネット検索〜


翌日の放課後、色々探すこともあり、ついでと称してコンピューター部に幌たちは集まっていた。

「さて、それでははじめるとしよう」

山門が、パソコンをつけながら言った。

鈴は習いごとがあるとか言って、ここにはいなかった。

代わりに、なぜか千夏がいた。

「ところで、なんで千夏がこんなところにいるんだ」

「お姉さんが、習いごとによってこれないと言っていたので、その代理としています」

私服で来ているため、部屋の仲で一人浮いているような感覚を覚える。

「では、どこから調べてみる」

「一番近いのは…大阪電気通信大学か」

「摂南大学も近いよ」

「そのあたりから調べてみましょうか」

カタカタとキーボードをたたき、山門は情報をインターネットから引き出す。

「大阪電気通信大学について、最初に調べてみるね」

[大阪電気通信大学トップページ:http://www.osakac.ac.jp/]

「『数々の専門分野の学びを展開する“テクノロジーの総合大学”大阪電気通信大学』と書かれているね。実際に、情報分野の学部もあるし」

「例えば」

すぐ横で画面を見ていた幌が聞いてくる。

自分が行こうと考えていない大学も、見てみれば面白いところがあるかもしれないからだ。

「工学部・情報通信工学部・総合情報学部・医療福祉工学部、それと新しくできた金融経済学部。それぞれに色々な学科があって、大学院も併設されているみたいだね」

ホームページからいろいろなリンクをたどって、あちこちを見ていた。

「大学院もあるのか」

「工学研究科・総合情報学研究科・医療福祉工学研究科があるね。それぞれに特色があって、情報系統やそれと組み合わせた系統のものが強いみたいだね。医療関連にも力を入れつつ、工学関連のものも行うことができるようだよ」

「いろいろあるんだねー」

桜がそのページを横で見ながら、いろいろなことを考えていた。

「情報系も面白そうだけど…どうだろう、私にあってるのかな…」

「他の大学はないのか?」

「ネットで公開しているところなら、どこでもヒットするよ」

例えば…とか言いながら、さらっと打ち込む。

「神戸学院大学とか、自分のいとこがいる大学なんだけどね」

[神戸学院大学トップページ:http://www.kobegakuin.ac.jp/]

「ああ、そういやそんなこと言ってたな」

幌がさらっと流す。

「で、どんな大学なんだ」

「いわゆる総合大学に分類される大学だよ。栄養学部・法学部・経済学部・薬学部・人文学部・経済学部・総合リハビリテーション学部の7学部からなっているみたい。ほかに大学院も併設されていて、法学研究科・ 経済学研究科・人間文化学研究科・栄養学研究科・薬学研究科・食品薬品総合科学研究科と法科大学院があるよ」

「さすが、総合大学って言うだけはあるっていうことか」

腕組みをしながら星井出が言う。

「大学って、色々なものがあるから、それぞれが調べてみるのが一番かもね」

桜がそう言ったのを聞いて、すぐに幌が言った。

「じゃあ、それぞれが勝手に調べるということで。携帯とか学校のパソコンとか、家にもあるだろうし。調べられないことはないだろ」

「それでは、今日はこのぐらいで…」

千夏が座っていた椅子から立ち上がり、すぐに部室から出て行った。

「雪崩打って〜」

それから次々と帰っていく。


「じゃあ、自分も帰ろう」

最後の一人となった山門は、パソコンの電源を切ると、そのまま部室のカギを閉めて家へと帰った。

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