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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
部長の文化祭編

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478/688

第478巻

桜川が珍しそうに情報部の中をきょろきょろと見まわしている。

「どうかした?」

氷ノ山が桜川に声をかける。

「あ、いえ。初めてきたので、つい……」

いつの間にか書類は片付けられていて、何やら近所のスーパーの広告が机の上に置かれていた。

「今日は月に一度の特売の日でね」

氷ノ山がそう言いつつ、広告をひょいと摘み上げた。

「スーパー、行くんですか」

「行くよー。寮といっても、自分用の小型冷蔵庫を買ったからね。本当に冷蔵機能しかない一扉のものだけど」

「へぇ、買ったんだ」

そう言ったのは、星井出だ。

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