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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
部長の文化祭編

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472/688

第472巻

文化部からの文化祭の申請や、各クラスからの出し物や店の承認をするのは、公安部の仕事である。

それらの店や出し物をまとめて、文化祭のパンフレットの作成を担当しているのは、情報部だ。

女子高1階にある情報部の部室に、今なおこの2つの部室は共存している。

「どうだ、こんなもので」

情報部の部長をしている、星井出が公安部に冊子を見せる。

文化祭パンフレットの冊子だ。

すでにゲラ版と呼ばれる校正用の冊子の刷りの段階まで来ているようだ。

「色は」

公安部部長の氷ノ山が星井出に聞く。

「後で。まずは文章校正だけ」

「わかった」

氷ノ山は、そういって星井出から冊子を受け取って、どこか間違いがないかどうかをつぶさに確認を始めた。

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