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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
大学受験編
457/688

第457巻

「あたしもいろいろ言ってるんだけどね……」

氷ノ山は疲れているようだ。

文版の成績は中の下といったところだ。

欠点こそ取らないものの、ギリギリの教科がいくらかある。

それに対して、当の本人である文版は気楽な顔だ。

なんとかなるということだろうか。

「よし、じゃあこうしよう」

宮司は、文版を右人差し指で差し、残り2人の前で宣言をした。

「受験が終わるまで遊ぶのナシな」

「えー」

「えーじゃなくて、このままだと本気でヤバいだろ。受験が失敗して浪人しても知らんぞ」

「……わかった」

たまにこうして物分りが良くなる。

文版はそれだけつぶやくと、全力の笑顔を宮司へと向ける。

「じゃあ、合格したら、ご褒美が欲しいな」

「金が無いから、それを前提にして考えてくれよ」

「はい、交渉成立っ」

指切りしてあっという間に文版は部屋から出た。

「それじゃああたしも行くね」

「おう、頑張ってくれな」

氷ノ山は、星井出と宮司に手を振って言った。

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