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第453巻
「よし、これで終わりかな」
「お疲れ様」
山門と鈴は、鈴の家で勉強会をしていた。
「何か飲む?」
部屋に備え付けの冷蔵庫があるのは、さすがというほかない。
山門も初めて見たときには驚いていた。
「あんがと」
ペットボトルを、近くにあるガラスのコップに注ぎ入れて、お盆に載せて山門のところへと持ってきた。
「そういえば……」
「うん?」
少し飲んでは、ちょっと休憩と称してテレビを付けて、それでインターネットに接続していた。
「丸くなったよな」
山門は鈴に言った。