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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生体育大会編

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448/688

第448巻

「いやぁ、やっぱし幌が作るんは美味いなぁ」

琴子が作った一枚目を奪取して、食べていた。

とはいっても、2枚目、3枚目をいくつかのフライパンを使いながら作っていた。

「後で洗ってくれよな」

幌が琴子に言うが、その時だけ、どうやら耳が遠くなるようだ。

「あー、うまいなー」

「こら、ちゃんと聞きなよ」

まったくと文句を言いながらも、幌はなにやら嬉しそうだ。

ちょっと離れたところで、桜は鈴たちとの会話の中で、それをのぞき見していた。

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