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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生体育大会編
434/688

第434巻

本部席では相変わらず保健係が暇そうにしている。

けが人がいない限り、彼らが忙しくなることは無い。

坂上は先生たちに挨拶すると言って本部席を放浪し始め、川上は再び本部席から様子を見ていた。

全力疾走している姿は美しく、きっと古代ギリシャの人たちも、同じことを考えていたのかと、物思いにふけっていた。

「暇ですね……」

川上の後輩が、バトンリレーの予選を眺めながら呟く。

「保健係てのはこんなものさ。俺が来てからけが人は出てないしな」

「そうなんですか」

後輩は1年生で、驚いた顔をしている。

「そうさ。みんな安全に配慮しているからだろうな」

目の前でバトンミスが起きるが、こけるようなことは無い。

カランと音がなり、一瞬でそれを拾いなおして、次へと渡した。

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