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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生体育大会編
429/688

第429巻

「いよいよ、なんだね」

桜がフレンチトーストを頬張りつつ、何やら神妙な顔持ちで話す。

「んだよ、らしくなく神妙になって」

「だってさ、これで高校生で最後の体育大会なんだよ。それを思うと、ちょっとね」

「感傷に浸っている間はないよ」

幌がいうと、壁掛け時計を指差した。

時間は8時10分。

今日は8時45分には観客席で待機していないといけない。

教室に荷物を置きに行ったり、他のいろいろなことをするのは、ギリギリな時間といえよう。

「それに、さ」

幌は何か言いにくそうに、奥歯に物が挟まったような言い方をしている。

「やっぱし楽しもうよ。最後なんだから」

「そうだよね」

何か桜も吹っ切れたようで、開き直った顔つきをした。

「よーし、じゃあ、今日もいっぱいがんばろー!」

「まず飯な」

そう言われて桜は、残っていたフレンチトーストを一気に口に押し込んだ。

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