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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生体育大会編
427/688

第427巻

真也の彼女は、他校にいる。

体育大会には見に来るとは言っていたものの、本当にこれるかどうかは分からない。

あまり活躍しそうにないから、当人に会うだけということのようだが。

「そっちの準備は大変そうだな」

「でも、先輩たちが教えてくれるから、まだ大丈夫。本番は明日だし」

その先輩らは、文版を筆頭にして機材を設置している。

「んじゃあ、私行くね」

「ああ、頑張ってな」

真也が手を振る。

「ま、元気そうで何よりだね」

香純がタッタッタッと駆けっていく歩美の後姿を見て、そっとつぶやいた。

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