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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の夏休み編
413/688

第413巻

「あ、もしもし。山門なんだけど」

部屋の中には鈴しかいない。

メイドは、紅茶を置いたすぐに部屋を出ていった。

だから、鈴は何のためらいもなく、声を出すことができた。

「もしもしっ、あ、あの、鈴です」

「わかってるよ」

電話口の向こうであっても、しっかり笑っているとわかるほどの声で、山門は話していた。

「緊張しなくても大丈夫。ところで何してるの?」

「何って、いまちょっと勉強の休憩」

「そっか。いや、特に何もないんだけどね、こっちも勉強していたら急に鈴のことが頭に浮かんじゃってさ」

あとはとうとうと山門は、まるで照れ隠しのように話し続ける。

鈴は、うん、うんとたまに相槌をしつつ、山門の話を聞いていた。

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