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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の夏休み編
410/688

第410巻

「……うん、そうだよね」

桜は一転元気になって言う。

幌の言葉に励まされたのだろう。

「よっし、食べるぞー」

「さっきから食べてるじゃんか」

幌は急に元気になった桜に苦笑いを浮かべながらいう。

「いいじゃんか、これ以上に食べるんだよ」

「……太るよ?」

「太らない、大丈夫。それに……」

それに?と幌は更に続きを気にするようにして聞く。

「それに、幌がどうにかしてくれるでしょ?」

「しないよ」

「えー」

瞬間に拒否されたことに、サクラは若干腹を立てたが、それでも、笑っていた。

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