407/688
第407巻
幌の方も、水着の試着をしていた。
海パンをはいてみて、とくにはじけるようなところは見当たらない。
「これならいけそうだな……」
そう言いつつ、海パンを脱ぐ。
ゴムだから少々大きくなったところでのびてくれるため、なんとかなるのだろう。
「うん。じゃあ、大丈夫だ」
幌はそう言って、海パンを机の上に置いた。
そして、晩御飯を作るために部屋を出た。
「……ねぇ幌」
「なに姉ちゃん」
今日のご飯はホイコーローと白ご飯、お味噌汁だ。
その中で桜が幌に聞いた。