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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生の梅雨編
388/688

第388巻

「ほら、これだよ」

翌日の朝になって、やっと幌は2人に漫画の下書きを見せた。

まだ朝のショートホームルームを迎えておらず、半分ほどしか生徒は教室にいなかった。

「ほうほう」

雅がまっさきに下書き原稿を見る。

数枚の短編のようだが、それを最初から最後まで、1分ほどで見終わると、すぐ横で覗き見していた山門へと渡す。

「そうだなぁ。ストーリーはいいんじゃないか?」

「本当か」

「ああ」

 雅が、山門が読んでいる横で、いろいろと指摘をし始める。

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