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第386巻
カバンに荷物を入れ終わり、幌も立ち上がって家路に就く。
その後ろに、山門と雅がついていた。
「料理部、来るか?」
外はまだ雨が降り続いている。
家に帰ろうとしたが、幌は2人と一緒に料理部の部室へと行くことになった。
「お、幌の飯でも食べさせてくれるのか?」
「ま、そんなことにしておいてくれよ」
そう言い合いながら、幌たちは料理部へと向かった。
「そういや、二人共部活はいいのか」
「ああ、いいよいいよ。あとで顔出すぐらいだし」
幌が部室で荷物を起きつつ、食材を確認しながらきくと、山門はそんなことを言っていた。




