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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
修学旅行 三日目編
379/688

第379巻

金内が無傷で、それもパトカーに乗って帰ってきたのは、翌日になってからだった。

「どうしたのさ」

それをいち早く見つけた桜が、金内に駆け寄る。

「まあ、チンピラに絡まれちゃってね」

笑っている金内だが、どうやらケンカをふっかけられたから、止むを得ず反撃したのだという。

「ちなみに相手は?」

「私だって知らなかったみたいだねぇ」

金内は荷物を担いで、ホテルへと入る。

あくびを一つしながら、さらに聞いてくる桜へと答えた。

「相手は6人ぐらいだったかな?彼氏に贈るプレゼント買ってたら、突然、ね。今頃はみんな仲良く病院で起きてる頃でしょ」

優しく言っているが、相手を完膚なきまでに叩きのめしたようだ。

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