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第368巻
ご飯は、公設市場2階にある食堂となった。
それぞれ、沖縄そばだったり、海鮮丼だったりいろいろだ。
「ごちそうさまでした」
パンと手を合わせ、幌が言った。
「んじゃ、次行こうか」
「お土産やね」
椅子から立ち上がるみんなに、雅が声をかける。
それに琴子が返事をしていた。
「そうだね、沖縄土産って、定番のものがあるけどな。それ以外にも、俺たちのところで売ってなさそうなものとかも欲しいかな」
「珊瑚とか?」
桜が話している幌に答えた。
「高くないか、それ」
雅が笑って桜に言った。