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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
修学旅行 二日目編
367/688

第367巻

「なあ、幌」

「ん?」

琴子は、思い切って幌に声をかける。

2歩ほど前を歩いていた幌は、ことこの言葉に反応して、その場で立ち止まり振りかえる。

すぐに横に琴子が並び、それに合わせて幌も歩き出した。

「どっかで土産物見いへん?」

「ご飯食べたら見に行く?」

琴子のセリフに、すぐに桜が言った。

「そうだな、それでいいだろ。どうせそのつもりだし」

雅が幌を挟んで琴子と並んで歩く。

一歩前に桜があるいていた。

「でも、まずはご飯だな」

雅がみんなに言った。

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