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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
修学旅行 二日目編
363/688

第363巻

「そう言えば、国立手野と一緒の行動もいいとか言ってたね」

桜がつぶやいた。

「あ、そういやそうだったな」

幌が答えるが、誰か知り合いがいたかと思いだそうとする。

二人いた。

ただ、同級生なのは1人だけだ。

「金内さんか」

「そ。彼女はちょうど同じ便で来てるからね。まあ、一緒に行ってくれるかどうかは知らないけど……」

ちらっと桜が金内の方向を向く。

友達と一緒に、金内は楽しそうにしていた。

「ま、良いんじゃないかな。俺らだけでも」

山門が、鈴と目配せをしながらしゃべった。

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